新人の目線でラボを見直しませんか?

中堅・ベテランの研究者の方へ

新人の頃を思い出して見てください。

最初の一ヶ月くらいは研修期間だったりしてとにかく覚えることがたくさんあったと思います。

実験に使う様々な物品や機器のありかや、その場所のルールを覚えるのに必死だったのでは。

そういう状態の時に、何もラベルがされていないと場所を覚えるのに時間がかかり、いちいち先輩に聞いて確認しなければなりません。

度重なると聞く方も聞かれる方もちょっとストレスです。

逆に、よく目立つところに物品配置図が貼ってあったり、引き出しのラベリングがちゃんとしてあるととても助かります。

すでにそのラボに慣れている人には不要だとしても、新しく来た人にとっては重要ですし、働きやすく馴染みやすくなる。すなわち早く成果を上げやすくなる、ということになります。

自分にとってもこれからの人にとっても使いやすいラボにするために

もし新人さんを迎え入れるのであれば、お勧めしたい準備があります。そういう予定がなくても、これから新しい実験を始めるとか論文を書き始めるとか、何かしら変化がある前にちょっと時間を作って以下のことをやってみると、自分自身にとっても使いやすくなること請け合いです。

1. 不要なもの、使えなくなっているものを整理しましょう

たまりがちなのは、

もう使わない(自分の)サンプル

電池の切れたタイマー

使えない小型機器(マイクロピペッターやピペッター)

何年も前のカタログ

古いソフトウェア

古い取説(機器は新しくなっているのに取説だけ残っていることがあります)

いなくなった人の名前が書いてある試薬やサンプル

2.ラベルと配置図を見直しましょう

現状と合っていますか?

もうないのに有ることになっていませんか?あるいはその逆とか。

整理をした後の現状と合うように書き直ししましょう。

配置が決まっているのに引き出しにラベルがないものはありませんか? せっかくなのでラベルしておきましょう。

何も入っていないところには ”予備” や ”あき” と書きましょう。そこを使いたい人が出てきた時のためです。

3. 非効率な動作が生じている場所はないか見直す

「モノは使う場所の近くに置く方がいい」

のは確かにそうなのですが近くに場所を取れないこともあります。

また、セキュリティ上の理由からすぐ近くにおけないこともありますね。例えば、

管理試薬庫や備品庫のカギ

共用パソコン用のUSBメモリ

のようなものです。常に誰かの目が有るところに置いて、貸し出し帳簿に記帳して持っていくようになっている。

こういう場合でも、見慣れたものの配置を変えたり、不要なものを処分したり、使用頻度が低いものを箱に入れて離れたところに移動すると使いやすい場所にモノを置けるようになったり、貸出簿をつけやすくなったりすることがあります。

ちょっと不便だけど慣れてしまって気づかなくなっている。そんな非効率な動きをしている場所、ありませんか。意識してみるといくつか見つかるかもしれません。

まとめ

1. モノを整理する

2.ラベルと配置図を見直す

3. 非効率な動作に気づく