”共有地の悲劇”がないラボにするには

3. 共有地ストレスの少ないラボの共通点


私が経験してきたラボでは共有のスペースやモノがあり、それとは別に個人で使う引き出しや実験台がありました。

またある時は個人用実験台が半分共用で、日によっては他の人が使っていることも。最も驚いたのは、廊下や実験台下に過去にいた人のモノが詰め込まれていること。
片付けの仕組みがない過密環境ではストレスが生じやすいことを実感しました。

実験台は完全共用と決められているラボにいたこともありますが、周囲を見回すと実験台の上には個人で使っているものが並べられていました。
つまり建前としては共用で、空いていればどこでも使っていいことになっていましたが実際には使う台が定位置化していました。

これでもトラブルにならないのは、常時実験している人数が少ないのと、使用者間の人間関係が良かったから、また、メンテナンスの仕組みが作られていたからです。

どういったやり方が適しているかは、それぞれの状況によって違います。
ただ、ストレスが少ないラボには共通点があります。

ストレスが少ないラボの共通点とは

・どんなラボでありたいかという理念
・むやみに人・モノを増やさない計画性
・メンテナンスの仕組み
・良好な人間関係

全てに当てはまる良いやり方があるわけではなく、肝心なのは中核となる考えがあってマネージメントがされているという点です。