”共有地の悲劇”がないラボにするには

4. どうしたらいいのか


共有地の悲劇とは無縁の、研究に集中できるラボを作る上でお勧めしたいことがあります。特に、リーダーの方に考えていただきたいことです。

・他の組織(クループ)と共同管理するならば、リーダー間のコミュニケーションを密にとる(リーダー間の人間関係はラボの雰囲気に影響します)

・ラボを使っていない人や、いなくなった人の物品を徹底的に整理する

・使用実態調査と希望調査を行いスペースの使い方を決める

・保管物と配分の見直しを定期的、または要望に応じ行う

・使用者間の連絡を取りやすくするツールを導入(使用予約表、使用者表示など)

・ルールを作らなくても済むような、(望ましい)行動を誘う仕組みや工夫

・ルールを作るなら、教育を十分にして浸透させるまで繰り返す。そのために誰が何をどうするのか?を考え、ラボの行事スケジュールに組み入れる

さて皆様のラボでは共有地の悲劇、どう回避していますか?

もし何もトラブルなく、快適なラボ環境なら、先達が良い仕組みを作ってくれていた、ということです。その経験はあなたの研究人生を成功に導く助けになります。
最初から良いラボにいる皆さんは意識したことはないかもしれませんが、それはとてもラッキーなことです。

ぜひ、ラボの良い文化を次の人にも伝えてあげてください。

Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像