実は、研究者なら誰でも実現可能性のある魔法がたった一つだけあります。
それは・・・
超大型研究費の獲得
という魔法です。
それも、新しいゴージャスな研究施設を建てられるくらいの。
想像して見てください。
広くてピカピカの最新機器が揃ったラボにお引越し、ということになったら、どうでしょう?
今までの古くて汚れたみすぼらしい機械(失礼)や、キーキー軋むイスや、ラボの隅に放置されていた怪しい段ボール箱なんてぜーんぶ捨てたくなりますし、捨てられます。
つまり、魔法を使える(可能性がある)のは研究者の皆さんご自身です。
しかし、チャンスが来るまでは現在のリソースを有効活用しましょう。
そのために地道にモノの要不要の判断をして、古くても使えるものを選択し、置き場所を決める。
地味ですが、確実に仕事の効率が上がり、快適な環境をつくれるのが整理整頓です。
整理整頓で効率化すれば時間のゆとりが生まれます。
時間のゆとりができると、研究でいちばん大事な「考える時間」がとれます。
焦って仕事を進めて間違えたままとんでもない事態になるのを防げます。
時間を割いて実験の指導をすれば、残念な失敗を繰り返すこともなくなるでしょう。
もし大型研究費が入ったら、どう使いますか?
どんどんモノが買えるようになったとしても、それを有効に使って成果に繋げたいですね。そのためにも整理整頓の仕組みを作りましょう。