タイトル「研究現場の整理収納 ラボで使える5つの片付くしくみ」
整理収納コンペティション
投稿者: ラボ整理研究室
Lab BRAINSに記事が掲載されました
記事タイトル 秘密を抱えなくて済むラボ整理|【ラボ整理コラム】サイエンス関連情報サイト(アズワン株式会社様 運営)
研究補佐員が働きやすい研究環境とは?
研究所や大学には研究者だけではなく他の職種の方も働いており、多くの人のサポートにより研究活動が成り立っています。しかし、研究サポーターとして研究業務員や技術補佐員という名称で呼ばれている職種の人がいることはあまり一般には知られていません。重要な役割でありながら雇用不安定な立場で働いている方も多い。非常勤で最長五年の雇用期限、研究費がなくなったり教授が変わったりすると途中で契約解除されるというケースもよくあります。
そうした研究サポーターには、「この散らかった部屋(実験室・オフィス)を片付けたい」と思いながら叶わないことがあります。
研究所の変革は問題が起きないと始まらないのか?
証拠としての実験ノート・誰がいつまで保管する?
ラボ恒例行事としての探し物
言っても聞いてくれないとき
研究所の職場で ”片付けない人” に上司が注意したとします。
注意して改善すればいいのですが、言っても聞いてくれない、という場合も結構あります。
言われた人にとって、上司のいうことは従うべきルールと捉えられていないのでしょう。もしかすると、「この方が便利なのになぜ反対するのか」くらいに思っているかもしれません。
誰かが個人的に言っても受け入れられない。
そこで全体に注意喚起したり厳しくチェックしたりすると、
「自分はちゃんとしてるのにどうして言われなきゃいけないの」と不満に思う。
「〇〇さんのせいで自分たちまで怒られた」と職場の雰囲気が悪くなってくる・・・。
これはどうしたらいいでしょうか。
ラボ整理を進める4つの方法
こういうラボで働きたいですか
ごっそりモノが溜まっている実験室。
天井まで棚があって変色したダンボール箱が詰まっている。
実験台の下にも雑多なものが突っ込まれたカゴが置かれている。
長いこと誰も使っていなさそうなモノが色々ある。
フリーザーが霜だらけ。
中身が何なのか、名前が書いてないチューブがしまってある。
上司や先輩が私物を共用棚に入れている。
使用頻度が低いのにストックが過剰でプラスチック製品は劣化。
培地は期限切れ。
試薬は使い物になるのかどうかわからない。
中が詰まりすぎていて引き出しが開かない。
開封してある同じ種類の瓶が複数あって、どっちから使ったらいいのかわからない。
使っていないものがスペースを塞いでいる。
何に使うのかわからないものもたくさんあり、いちいち聞かないとわからない。
自分の実験をしなきゃいけないし、忙しい。
上司は片付けに時間を割くことを理解してくれない。
(聞いて見たことはないが)
他の人の協力を頼むにも、上司の了解がいるが・・・
(そもそも上司がやるべきことで自分が言い出すことじゃない)
周りの人たちは気にならないのか、何も言わない。
どうにかしたいと思っているうちに時間が経つ。
気になるが手を出すと際限なく自分の時間が取られそう。
諦めの気持ちが勝つ。
後回しにするうち不便に慣れる。
自分があまり使わないものはどうでも良くなる。
自分が使うものだけは身の回りに集めて固めておくようになる。
気にしても仕方がないと思うようになる。
そして新しい人が入ってくる。
こういうラボで、働きたいですか?