実は、研究者なら誰でも実現可能性のある魔法がたった一つだけあります。
それは・・・
前回の記事の続編です→(論文別刷りの整理収納-1)
ポケットマネーで購入しているなら個人のもの?
でも、その研究成果を出すためには所属組織のお金も、そして大学や公立の研究所だったら税金も使われたはず。
つまり、別刷りを買うためのお金を払ったのは個人だったとしても、厳密には個人のものとは言えない。結局は他の備品や機器と同じく、組織として不要、という判断をしてもらわないと捨てられない面倒臭さがあります。

そのうちの一つが論文のリプリント(別刷り)。

かつてこの別刷りには色々役割がありましたね。
1. 研究背景を知ってもらうための資料として学会発表のときに配る (ポスター発表の際、一緒に置くなど)
2. 研究者同士のコミュニケーション(わざわざ手紙を出して別刷り請求することでお近づきになる)
3. 論文を読みたい人が請求してくることに備える
4. 転職希望先に自分の業績を知らせるため、履歴書にリプリントを添付して提出
5. 思い出のものとして持っているために
・・・・
いわゆる一流ジャーナルに載ったら、100部とか200部とか購入されていたのでは。
あちこちに配って、そして今、余った別刷りはどうなっているでしょう。
あなたの実験台は個人で使える場所でしょうか?私の今の職場では、全ての実験台が共用ということになっていますが、結局は自作の緩衝液ボトルを置いた場所や、個人引き出しの近くをいつも決まった人が使っていることが多いです。でも、”共用”というルールがあるので、一日の終わりには片付けをしています(次の日もそのまま使いたい場合はメモを置いてます)。 Continue reading “実験台やりかけのままが効率的か”
ラボ整理と実験ノートの間にはかなり密接な関係があります。
1ヶ月前や1年前に取ったサンプルのことなんてとても覚えちゃいられませんよね。
つまり、いざ整理しようとした時、それが必要かどうかの判断がつけられなくなってしまいます。
先日、研究現場で働く方を対象とした講演会でお話した時、鋭いご質問をいただきました。
研究現場の特殊性はとても興味深いテーマです。
ご質問を頂いてからまた改めて考察し、講座の時にお答えした2つに加え、第三の特殊性を加えて書いて見ます。
1. 研究所は閉じた存在であること
2. 研究職は独自性が重んじられる職業であること
3. 研究者は研究以外のことに時間を割きたがらない
職場で行われている安全巡視ではどんなことを指摘されるでしょうか。
転倒防止金具の設置の有無や廊下にものが置かれていないか、ガスボンベスタンドが床に固定されているか、など。
こういうことももちろん重要なのですが、
安全巡視では指摘されにくい部分の整理をすることで、真の意味での環境改善が実現します。
職場を整理して使いやすくしたい、と思ってもなかなか一人では始められないかもしれません。
自分のものは整理できても、共用のものや、誰が使っているかわからないものは難しい。勝手に捨てるわけにもいかないし、いちいち聞いて回るのも大変。
そんな時どうしたらいいでしょうか。 Continue reading “職場を整理したいがどうやって?”