ごっそりモノが溜まっている実験室。
天井まで棚があって変色したダンボール箱が詰まっている。
実験台の下にも雑多なものが突っ込まれたカゴが置かれている。
長いこと誰も使っていなさそうなモノが色々ある。
フリーザーが霜だらけ。
中身が何なのか、名前が書いてないチューブがしまってある。
上司や先輩が私物を共用棚に入れている。
使用頻度が低いのにストックが過剰でプラスチック製品は劣化。
培地は期限切れ。
試薬は使い物になるのかどうかわからない。
中が詰まりすぎていて引き出しが開かない。
開封してある同じ種類の瓶が複数あって、どっちから使ったらいいのかわからない。
使っていないものがスペースを塞いでいる。
何に使うのかわからないものもたくさんあり、いちいち聞かないとわからない。
自分の実験をしなきゃいけないし、忙しい。
上司は片付けに時間を割くことを理解してくれない。
(聞いて見たことはないが)
他の人の協力を頼むにも、上司の了解がいるが・・・
(そもそも上司がやるべきことで自分が言い出すことじゃない)
周りの人たちは気にならないのか、何も言わない。
どうにかしたいと思っているうちに時間が経つ。
気になるが手を出すと際限なく自分の時間が取られそう。
諦めの気持ちが勝つ。
後回しにするうち不便に慣れる。
自分があまり使わないものはどうでも良くなる。
自分が使うものだけは身の回りに集めて固めておくようになる。
気にしても仕方がないと思うようになる。
そして新しい人が入ってくる。
こういうラボで、働きたいですか?
会社など組織の共有サーバーの中はいろいろな分類がされていると思います。
皆さんの職場やラボではデジタルファイルの保存について工夫をされていますか?
他のメンバーと情報共有しやすいようなルールはありますか?
ほとんど使われていないがたまに誰かが探しにくるような研究資料、ありませんか?
ラボや研究オフィスで見かける資料としては例えばこんなものがあります。
研究所ではなぜかモノがたまる。
それはなぜか。研究所特有の6つの要因を取り上げて解説します。
1. 研究はルーチンワークではないから
2. 研究材料は高額である
3.保存年限が曖昧なものが多い
4. 処分しにくいものが多い
5. 残留品の見直しがされにくい
6.年度末予算消化
Continue reading “研究所にモノがたまりやすい要因とは?”
ラボ整理と実験ノートの間にはかなり密接な関係があります。
実験条件や取ったサンプルの内容についてノートに書いてなかったらどうなるか?
1ヶ月前や1年前に取ったサンプルのことなんてとても覚えちゃいられませんよね。
つまり、いざ整理しようとした時、それが必要かどうかの判断がつけられなくなってしまいます。
Continue reading “実験ノートとラボ整理の深い関係”