実験台やりかけのままが効率的か

あなたの実験台は個人で使える場所でしょうか?

私の今の職場では、全ての実験台が共用ということになっていますが、結局は自作の緩衝液ボトルを置いた場所や、個人引き出しの近くをいつも決まった人が使っていることが多いです。でも、”共用”というルールがあるので、一日の終わりには片付けをしています(次の日もそのまま使いたい場合はメモを置いてます)。

個人の実験台の上はモノを置いたままの方が確かに便利です。誰に気兼ねすることなく夢中になって実験して、次の日もそのまま続きができる、常にスタンバイ状態。

しかし、普段から忙しい研究者が、突発的な仕事の発生(誰かになにか頼まれたり、先生に呼ばれたり、機械が故障したり)や書類提出の締め切りで追い詰められるとどうなるか。

実験台の上にあるチップの空箱すら、元に戻すのが億劫になってしまい、作業スペースが狭くなってきて、いつのまにか目の前の空間はチューブスタンドが一個置けるくらいになっていた・・・。なんて状態をよく見かけます。

実験台の上をやりかけのままにしておくのは、「準備時間がいらず、すぐに始められる状態」なのでいいこともあります(プラスの点)。

しかし作業効率が落ちるほど散らかしておくと何かを倒したりこぼしたり、試薬を取り間違えて実験を失敗したり事故に繋がったり、さらに被害の及んだ周囲の人からの冷たい視線などで ”プラスマイナスゼロ” や ”マイナス” になりかねません。

だから、一段落したときや、反応の待ち時間に5分以内でできるような、ちょっとした整理をしてみましょう。

面倒だと思って溜めてしまうと、余計にやる気無くなりますので、やる気が起きるのを待っていてはダメです。とにかく動き始めることが肝心です。

例えば

1. 使い終わった共用のものを元の場所に戻す

2. すぐに拭けるところ(天秤周りなど)を濡らした紙で拭き取る

3. 浅い引き出しから、要らなくなったものを1つ2つ捨てる

4. 小さな空き箱に細々したものをまとめて入れる

続きが必要なら、また後で時間をとって整理する(かなり溜めてしまっている場合は、一度でやりきろうと思わないこと)。

上に書いたようなことは、「なんとなく、何もやる気が起きない」ときにも有効です。

とにかく、何か行動することでちょっと環境が変わり、心持ちが変わって来るのを感じられるはずです。