ウィズコロナの時代で研究所での働き方はどうなる?

COVID-19が世界を動かしている今

緊急事態宣言前からほとんどリモートワーク化して、それでも別に支障はないという業界もあるようですが、研究所の仕事を全てリモートワークにするのは不可能です。
論文執筆や事務的な提出書類、グラント申請の書類書きなどペーパーワークはなんとかなりそうですが、肝心の実験は装置や試薬のあるラボにいかないとできません。

研究所にモノがたまりやすい要因とは?

研究所ではなぜかモノがたまる。

 

それはなぜか。研究所特有の6つの要因を取り上げて解説します。

1. 研究はルーチンワークではないから
2. 研究材料は高額である
3.保存年限が曖昧なものが多い
4. 処分しにくいものが多い
5. 残留品の見直しがされにくい
6.年度末予算消化

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なぜ研究所の整理整頓が進まないのか?

「工場では整理整頓が進むのに、どうして研究所では上手くいかないのか。どこが違うんだろうか?」

先日、研究現場で働く方を対象とした講演会でお話した時、鋭いご質問をいただきました。

研究現場の特殊性はとても興味深いテーマです。

ご質問を頂いてからまた改めて考察し、講座の時にお答えした2つに加え、第三の特殊性を加えて書いて見ます。

1.  研究所は閉じた存在であること

2. 研究職は独自性が重んじられる職業であること

3. 研究者は研究以外のことに時間を割きたがらない

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