留学生の記憶に残って欲しくないもの

日本のラボで学んで自国で活躍したり、さらに米国やヨーロッパに渡って研究者修行するはずだったのに、COVD-19のために計画通りにいかなくなった若い研究者がたくさんいるに違いない。

2年前から日本に来ていた友人のモンゴル人留学生は、修士の学位をとって卒業したものの国に帰れなくなり、アルバイトをして暮らしている。

また、職場のポスドク研究員は任期が終わってタイに帰るはずだったが、任期延長となっている。

滞在期間が長くなってもおおっぴらに観光旅行できる状況でもなく、ビザの延長申請に水戸まで行くくらい。

去年だったら京都や富士山やその他日本の観光地巡りを楽しめているはず。それなのに今年は花見もなし(研究所の桜を撮ったくらい)・土浦全国花火大会なし・祭りつくばなし・で、楽しいイベントを見せられず残念至極。

彼女たちには楽しい思い出というものが何かできたのか、やや心配である。

そういえば一つ、日本の思い出として残って欲しくないものがある。

昨年末の大掃除で、給湯室冷蔵庫の片付けを手伝ってくれたインドネシア人留学生のFさん。

優しく賢い彼女の記憶に賞味期限20年前のブドウジュースが残らないことを切に願う。