研究オフィスに潜むパンドラの箱


1. 書籍・白衣・その他、私物らしいが名前がないもの
2. 実験データ・実験ノート
3. 試薬が混ざっている
4. 標本やプレパラート
5. 管理試薬・ヒト組織が入っている
6. 他の研究機関の名前が書いてある
7. 何に使っていたのかわからない道具
8. 重さで底が抜けそうな感じ
9. 先端が尖っているものや液体の入ったガラス瓶
10.カビが生えている何か

こういうものを発見したら
見なかったことにしてまた閉じてしまいそう。

でも何年も放置したら余計捨てにくくなります(判断できる人がいなくなってしまうリスクも高まる)。

パンドラの箱を溜めないように整理・見直しの機会を作りましょう。
その場所から異動する時には、自分のものが置いてないかどうかよく確認しましょう。

しかし、卒業・異動・退職の時にモノを置きっぱなしにせざるを得ない事情(組織のモノだから捨てられない)もあるでしょう。
ですから、物品や情報ファイル引き継ぎ書を作って上司や責任者に渡すというラボルールを作るといいのではないかと思うのです。実験プロトコールや各種マニュアルは日頃から電子化して共有サーバーやクラウドや共有パソコンに保存しておく。
そして最後に、引き継いでくれる人と一緒にその表を見ながら、物品や電子ファイルの置き場所と現物を確認してから去る。

そうしておけば、身も心も軽くなって新天地へ発てること間違いなしです。