マウントスライド写真
ビデオテープ(VHS, ベータ)
組織標本(スライドグラスやパラフィン包埋したブロック)
臓器や骨格模型
学術誌(電子化されていないもの)
学会抄録集
ハードカバーの実験マニュアル本(シリーズで出版されていたもの)
歴代の教授の著書
セミナーレジュメ
卒業した人の学位論文
寄贈された本
実験ノート
そして
古い地図や発掘記録など、限られた研究分野でのみ使われる多種多様な資料
・・・・・
「自分は使ってないんだけどな」と思っても長年ラボにあるものだから勝手には捨てられない。必要なのか、そうでないのか判断がつかない色々なモノ。
専門の担当者が管理をしている図書館や博物館のような場所だったらこうした資料はスタンバイ状態にあると思いますが、ギリギリの人数で運営されている大学ラボのようなところでは、なかなか管理が難しいのが実情ではないでしょうか。
”いま”に注力するのが研究職の性質なので、最初から過去資料の管理をシステム化していないとただ溜まる一方になってしまう。放置しているとまさに宝の持ち腐れ状態に。
そして物理的にスペースを埋めているだけの邪魔な存在になってしまいます。
新しくやってくる人たちにはその資料の価値がわかりませんので、捨てたくても手をつけられない厄介なゴミに見えます。
そういうものは時には人間関係をおかしくさせるほどのストレスを引き起こします。
未来の研究に役立てていくために貴重な資料を生かせるよう、(また若い研究者に余計なストレスを与えないためにも)ぜひ整理整頓することをお勧めしたいです。
それじゃどうやって?という疑問が出てきそうです。