ある研究者の悩み


誰かが汚した天秤を拭いてから自分の試薬を量る

使おうと思ったら試薬が使い切られている

調整した共用緩衝液が使い切られていて(あるいはほんのわずかだけ残してあって)、次が作られていない

廃液タンクがいっぱいになっている(タンク交換されていない)

誰かが使ったガラス器が流しに放置されていて自分が使う前に洗わなければならない

マイクロピペットで吸う液量が変

タイマーの電池が切れたまま引き出しにある



そして いつも自分ばかりそういう状況に遭遇している(気がする)

・・・・・・・・・・

原因は「人による感覚の違い」と「仕組みがないこと」

何かに気づいたとき、誰にも言わずにささっとやってしまっていませんか?

いまどうにかしないと自分が困る
いちいち注意したり指摘したりお願いしたりするのが面倒
言っても聞いてくれない
誰が片付けていないのかわからない
自分がやってしまったほうが早いし楽
波風立てたくない
片付けないのは先輩(先生)だからいいにくい(このケース多い)
注意書きなどして見ても、効果がない

いろんな理由があるかと思います。
しかし黙って自分が代わりにやってしまって、その後何もアクションを起こさないと、あなたがどういう気持ちでいるかは誰にも伝わりませんし今後も繰り返されます。

「こうしてほしい」が伝わっていないのは、あなたが常識と思っていることが誰かにとっては常識でないから

つまり「感覚の違い」です。

家族の中でも「こんなの常識でしょ」は通用しないことがあります。

ましてや全員が察しのいい人であなたと同じ常識人ばかり、などという職場は滅多にありません。

もし、言葉でいいにくいのであれば

「察する」力を使わなくてもあるべき行動が取れるような仕掛けを工夫したり、仕組みを作りましょう。

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