研究費をムダに失わないために伝えたい4つのこと

研究者の皆さん、研究費をムダに失うことがないようにするはどうしたらいいでしょうか。

研究活動自体、試行錯誤が必要なこと。ですから実験に伴う失敗や材料の購入費などは ”ムダ” にははいりません。しかし教育研修や指導によって防ぐことができるにもかかわらず、それをしないことによって生じる経費や時間のロスは ”ムダ” と呼んでもいいのではないでしょうか。

今回、学生・大学院生・企業研究所の若手社員やその指導をされる方に対し、お伝えしたい必須項目を4つあげます。

証拠としての実験ノート・誰がいつまで保管する?

実験ノートを保管していなかったがゆえに捏造疑惑を晴らせず退職金ももらえない・・・そんな悲劇、我が身に起きないようにしたいですね。

某有名大学に所属していた元教授が在任中に書いた論文。このうちの数本は故意に捏造されたものだと判断した、と報道がありました。以下、新聞記事から一部引用します。

実験ノートとラボ整理の深い関係

ラボ整理と実験ノートの間にはかなり密接な関係があります。

 

実験条件や取ったサンプルの内容についてノートに書いてなかったらどうなるか?

1ヶ月前や1年前に取ったサンプルのことなんてとても覚えちゃいられませんよね。

つまり、いざ整理しようとした時、それが必要かどうかの判断がつけられなくなってしまいます。

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