研究者オフィスにある思い出のもの

研究者に特有の思い出の品が色々あります。

しかしモノを取っておけばおくほど、自分の研究に割く時間が減ります。管理や探し物に時間を取られるからです。

どんなものがあるのか、またどうやってそれらを整理したらいいか3つの方法をご紹介します。

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研究者オフィスの15分整理

研究者オフィスで圧倒的に多い種類のものはやはり紙。

書類を整理する時、どういう順番でやればいいでしょうか。

色々な種類の紙が積み上がってどうしようもない状態(どこに何を置いたかわからない)の場合、以下のようにやってみてください。

これをやる前に本棚や収納用品を買いに走らないでください。

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このサンプル箱は本当にだいじ?

ある日ラボの-30℃フリーザー整理の最中、氷の固まった奥底から小箱を発見しました。

水色サンプル箱。蓋の表と側面に ”だいじ” としか書いてなくて、名前も日付もない。氷のつき具合、周辺の埋蔵品から判断して、数年は埋まっていたと思われます。

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忙しすぎる研究者ー自分のモノが溜まってしまったらー

実験、データ整理、セミナー準備、文献調べ、学会発表準備、書類提出、など。

気が急いてどうしようもなくなることがある。時には全て投げ出したくなることも。

そうなると、モノの整理などやっていられないというか、気が回らなくなります。

そして、要・不要の判断をせずにモノを溜めすぎてしまうと整理に時間がかかるようになるので、整理のことを考えただけでうんざりしてしまい、手をつけられなくなります。

まさに悪循環です。

どうすればいいか、溜めてしまった理由別に書きますね。

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ダメになってしまった試薬で実験を失敗

私がラボ整理を始めたきっかけについて書きます。

大学の研究室で働き始めて1年ほど経った頃、未経験だった実験をやったところうまくいかず、数回やり直したことがありました。

ラジオアイソトープラベルしたサンプルを電気泳動し、その後ゲルをフィルターに吸着させて、2日間感光。。。なんやかんやで(待ち時間を含め)4日かかる実験です。

うまくいけば横まっすぐなバンドが見られるはずなのに、M字型や台形の、まるで山のような形のバンドが出たのです。

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フリーザーの霜取りステップを紹介します

ラボでは-80℃まで温度が下がるディープフリーザーと、-20から-30℃のフリーザーを、中に入れるサンプルの種類によって使い分けします。

家庭用の冷凍庫(-20℃)は霜がつかないようにする自動霜取り機能(機械が勝手に温度を上げている)がついているのですが、ラボのフリーザーはサンプルを温度変化から守るため、そのような機能がついていません。そのため、霜取りを年1回くらいはやる必要があります。

それをやらないでいると、以下のような困ったことが起きます。

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ラボにあるものを片付けてほしい、と言われる側の場合

どんなに偉い立場の人(教授とか、長いこと勤めている秘書さんや研究者)であっても、定年が来て研究や職務から身を引く時が来ます。

御察しの通り、荷物がそのままだと後の人が困るだけです。そして家に持ち込んだら家族に冷たい目で見られます。

今あなたがラボやオフィスのモノを整理しないでいる理由は以下のどれかに当てはまりますか?

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ラボが片付かない原因が自分以外の人の場合とその対処法

ラボに滅多に来ない人がこんなものを置いているのを、近くのラボで見かけました。

中身がわからないもの(ダンボール箱や袋に入っている)

書類ファイル

DVDやビデオテープ

実験には全く必要ではないこれらのものを片付ける方法について書きます。

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